前回記事で、優れたアーティストほどアート的な作業を習慣化しているとお話ししました。
今回はわたしたちにできる習慣化の術とその効果をご紹介したいと思います。
習慣づけはハードルが高いですよね。
わたしもとっても苦手です…。
この記事は以下のようなお悩みに役立つと思います。
毎日絵を描く習慣を身につけることの重要性
この習慣が一体どんな効果をもたらすのでしょうか。
目的や意図を明確にすると、モチベーションの維持につながります。
- スキルの向上: 毎日少しずつでも絵を描くことで、経験を積み重ね、スキルを向上させることができます。コンスタントな練習によって、絵を描く技術や視覚的な感性を洗練させることができます。
- アイデアの生成: 毎日絵を描くことは、新しいアイデアを生み出す助けになります。創造性を高め、自分自身のアートスタイルや表現方法を探求する機会となります。
- 自己表現の手段: 絵を描くことは、自己表現の重要な手段です。感情や考えを視覚的に表現し、他人とコミュニケーションを図る方法として利用できます。
- ストレス軽減: アートを通じた創造的な活動は、ストレスを軽減しリラックス効果をもたらすことが知られています。毎日の練習は、心の安定やバランスを保つのに役立ちます。
- 目標設定と自己成長: 毎日絵を描くことは、自己成長や目標達成のプロセスを体験する機会でもあります。継続することで、進歩や成果を実感することができます。
絵を描くためのタイムマネジメント
タイムマネジメントは、絵を描く時間を確保するために重要な役割を果たします。以下は、絵を描くための時間を確保する方法についてのアイデアです。
- 優先順位をつける: 絵を描くことを優先事項に位置づけることが大切です。スケジュールやToDoリストを作成し、絵を描く時間を確保するために必要なスロットを明確にしましょう。
- ルーティンを作る: 毎日同じ時間帯を絵を描く時間として予約することが有効です。朝、昼休み、夜など、自分に合った時間帯を選んで習慣化しましょう。
- 時間の切り分け: 予定の空いた短い時間を活用することも重要です。例えば、10分や15分の休憩時間を利用してスケッチするなど、短い時間でも絵を描く習慣を作ることが大切です。
- デジタルデトックス: スマートフォンやソーシャルメディアの使用時間を減らすことで、絵を描くための時間を作ることができます。無駄な時間を減らし、クリエイティブな活動に集中しましょう。
- 予定を調整する: もし可能であれば、他の活動や予定を調整して絵を描く時間を確保することも考えてみてください。必要ならば、他の趣味や時間の使い方を見直すことも有効です。
- 目標を設定する: 絵を描く目標を設定し、そのための時間を計画することでモチベーションを保つことができます。例えば、週に何日絵を描くか、1週間で完成させるイラストの数など、具体的な目標を立てましょう。
- 柔軟性を持つ: 忙しい日や予期せぬ出来事があるかもしれません。その際は自分自身に寛容であることも大切です。リラックスすることもクリエイティブな活動にプラスになります。
クリエイティブな環境づくりの工夫
クリエイティブな環境を整えることは、創造性を高め、インスピレーションを刺激する上で非常に重要です。以下に、クリエイティブな環境を整えるためのアイデアや工夫をいくつか紹介します。
- 専用の制作スペースを作る: 絵を描くための専用スペースやデスクを作ることで、クリエイティブな気分を醸成します。自分だけの作業スペースを整理し、絵を描くための必要な道具や素材を手の届く範囲に置きましょう。
- インスピレーションを呼び込むアート: 壁に自分の作品や好きなアーティストの作品、インスピレーションになる絵や写真を飾ることで、創造的な刺激を受けることができます。
- 自然光を取り入れる: 自然光がたくさん入る窓際のスペースで作業することができると、より活気が生まれます。窓からの光を利用して、明るく開放的な雰囲気を作りましょう。
- 整理整頓: 物の整理整頓はクリエイティブな思考を促進します。散らかった状態よりも整った環境の方が、集中力や創造性が高まります。
- 音楽や音響環境: 自分にとって心地よい音楽や、集中力を高める環境音を流すことで、作業効率を向上させることができます。ヘッドフォンを使用して自分の好みの音楽を聴くのも良い方法です。
- リラックスできる空間: クリエイティブな活動の合間にリラックスするスペースを設けることも大切です。快適な椅子やソファ、リラックスできる照明を用意して、休憩やアイデアを浮かべる時間を大切にしましょう。
- 自分らしい環境作り: 自分の好きな色や装飾品、香りなどを取り入れることで、より自分らしい環境を作ることができます。自分の好きな要素を取り入れることで、心地よさや創造性が高まります。
アートジャーナリングやスケッチブックの活用
アートジャーナリングやスケッチブックは、創造的なアイデアやインスピレーションを記録し、表現するための素晴らしいツールです。以下に、それらを活用する方法や提案をいくつか紹介します。
- 毎日の観察とスケッチ: 日常生活で見た風景や出来事、気になるものをスケッチブックに即座に描き留めましょう。毎日数分間でも良いので、線や形、色を使って観察を記録することで、視覚的な記憶を強化し、創造性を高めます。
- アイデアとメモの記録: ジャーナリングやスケッチブックは、アイデアや思考を記録するための場所としても活用できます。新しいアイデアや興味深いコンセプト、インスピレーションを受けた言葉をメモし、その際にイメージや図を添えることで、後で再利用しやすくします。
- 感情や日記の表現: アートジャーナリングは、感情や日々の出来事を視覚的に表現するのにも使えます。絵や色を使って自分の感情を表現することで、ストレスの解消や思考の整理に役立ちます。
- コラージュや混合メディアの実験: スケッチブックを使って、写真、切り抜き、絵、テキストなどを組み合わせてコラージュを作成することで、新しいアイデアや異なる視点を見つけることができます。
- テーマベースのプロジェクト: 特定のテーマやコンセプトに基づいてスケッチブックを活用することで、深い探求やアートのテーマに関する自己表現を行うことができます。例えば、自然、夢、感情、日常風景などのテーマを設定し、それに沿ったスケッチやアイデアを探求してみてください。
モチベーションの維持
絵を描く習慣を維持することは、継続的なモチベーションが重要です。以下に、絵を描く習慣を維持するためのモチベーションを維持する方法やコツをいくつか紹介します。
- 小さな目標を設定する: 大きなプロジェクトを一度に完成させようとせず、小さな目標を設定して段階的に進めましょう。例えば、毎日10分だけでも絵を描く、週に1枚のスケッチを完成させるなど、達成しやすい目標を設定します。
- ルーチン化する: 絵を描く時間を日常のルーチンに取り入れることで、継続しやすくなります。毎日同じ時間帯や特定の曜日に絵を描く時間を確保することで、習慣化しやすくなります。
- インスピレーションを求める: 新しいアートスタイルやテクニックを学ぶために、他のアーティストの作品やアートブック、オンラインのチュートリアルなどからインスピレーションを得ることが重要です。新しい刺激を受けることでモチベーションが向上します。
- 成長を記録する: 進歩や成長を視覚化するために、定期的に自分の作品を保存しましょう。過去の作品と比較することで、自分の成長を実感することができ、モチベーションにつながります。
- 休息と柔軟性を保つ: 時にはクリエイティブなブロックや疲れを感じることもあります。無理に続けるのではなく、休息を取り、自分をリフレッシュさせることも大切です。また、予期せぬ変化に柔軟に対応することも重要です。
- コミュニティと交流する: アーティストのコミュニティに参加したり、作品を共有したりすることで、他のアーティストとの交流やフィードバックを通じて、刺激を受け、モチベーションを維持することができます。
まとめ
朝起きて顔を洗う、歯を磨く、朝食をとる、など当たり前に考えずとも体が動く習慣のように、
自分を変える習慣づけができたら、きっと1年後、大きな達成感を得られるでしょう。
なかなか簡単なことではありません。
上記で述べたような、いくつかのアプローチを実践することからはじまります。
目に見えた効果がない、他人からリアクションがない、道のりが長くて心が折れそう…。
挫折は自分の弱みを検証するチャンス。
毎日欠かさず…と言うのは正直キツイですし、
「毎日やらなくてはいけない」と固執してしまうと、
逆に焦ってしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったり、柔軟性に欠ける言動をとってしまうことでしょう。
自分自身と向き合い受け入れながら、望むものへと近づいていくことを諦めずに、
最初の目的や目標、意図を忘れないで、意味のあることを信じて取り組みたいですね!
ここまでお読みくださりありがとうございます^^
マイペースでがんばっていきましょう!
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