油絵の具も併用の術!
これまでの記事で、描き方や画材の紹介をしてきましたが、
もっと絵画らしい絵画を描きたい気持ちに駆られて、
思い切って、絵画教室に行ってみようと思い立ちました!
さっそく「アクリル絵画教室 大人 東京」で検索してみたのですが、
通いやすい場所・日時で開催しているお教室をストアカで発見しました。
ストアカで見つけた、芸大卒生の先生が教えてくださる4回きりの模写コース。
使用画材はアクリル絵の具をメインに、油絵の具とキャンバス。
画材とか用意するのが大変そうだな。
先生がすべて用意してくれるクラスを選んだので、
身ひとつで行けました!
1回2.5時間ほどで、じっくり見て描いていき、
毎回、クラスの終わりに途中経過を講評してくださいます。
もちろん描いている最中も的確なアドバイスをいただきます。
セザンヌの作風の再現に迫る。構図と筆使いの秘密。
「まだ乾ききらないうちに混ぜるようにグレーをのせてみたらいいかもしれません」
「壊したくないけれど、思い切って下地の黒っぽい色を塗って、乾いたら不透明アクリル絵の具をのせてみるととても、模写対象の絵の印象に近くなりますよ」
「カサついた筆づかいで明るい色をのせてみましょうか」
私にとって大きな収穫は、絵の具の重ね方でした。
しかも、はじめのうちはアクリル絵の具でざっと進めて、
仕上げ近くになると油絵の具を重ねるという、なんと良いとこどりな方法!と感動しました。
アクリル絵の具は油絵の具の濃厚な立体感と色彩に負けるし、
始めから油絵の具を使うと乾くのに時間を要します。
ちなみに使用させていただいた油絵の具と薄め液、クリーナーはこちら。
ペンチングオイルは、乾燥を早め、画肌に強い光沢を与えます。
教室で使わさせていただいたテレピン油はターナーのものでしたが、こちら↑でも良いです。
揮発油として油絵の具の粘度調整に使用し、仕上げ段階には使用しないようにします。
油絵の具に使用する筆は豚毛で硬いものを。
アクリル絵の具と違って、油絵の具は乾燥が大体2−3日かかるので、
筆を洗わずパレットの上に置きっぱなしにしがちだけど、全然大丈夫だそうです(先生談)。
でも、気を抜くと一週間も経って固まってる!なんてことにならないように、
なるべくクリーナーでさっと洗っておきたいところです。
模写の達成感
大学受験用に学んだ、短時間でデザイン画を描く、一発塗りの方法が身に染み付いてしまって、
予測する、または偶発性を狙って絵の具を重ねていくという経験が浅く、
何を観察して塗り重ねていくのか、今回大きな学びになりました。
書籍や動画でも十分学びになるのですが、
やはり行動を起こしただけ、大きな収穫があるなーと思います。
アートの新たな楽しみ方。大人のための絵画挑戦のススメ。
受験用のスクールとは違って、ゆったりと自分の絵と対話する。
そんな時間を過ごせました。
日々、会社勤めや家事・育児などで、そんな時間を取るのも久しい中、
本当に有意義でリッチな時間を過ごせた思います。
わたしの他には、老若男女がそれぞれの課題に取り組んでいて、
先生のやさしい講評がフォローしてくれる。
学生時代、
本当に思い出すだけで涙が出そうなくらい激辛好評しか受けたことないから…。
注目すべきは成果物より、この時間。
テクニックより、向き合い方。
想像していなかった、その他の収穫。
他人の評価を気にせず、ひたすら自己対話。
また行きたいと思いました。
さいごに
快く「行っといで!」と送り出してくれた夫と娘に感謝します!
ありがとうございます😊
一人きりで集中して描くことに比べて、
やはり習得するものが大きいように思いました。
先生、本当にありがとうございました。
ここまでお読みくださった皆様にも感謝いたします!
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